好決算の株、いつ買う?50日線と200日線で見る買い場の考え方

投資

前回は、好決算なのに株価が下がる理由と、決算で確認したい4つのポイントについて書きました。

売上、EPS、売上ガイダンス、EPSガイダンスを市場予想と比べて、「これは持ちたい会社か」を考える。ここまでが最初の仕事です。

でも、良い決算だと思えたからといって、発表直後にすぐ買うとは限りません。

むしろ僕は、買いたい会社を決めてから、どこで買うかを考えるようにしています。

そのときに目安として見ているのが、50日移動平均線と200日移動平均線です。

この記事では、この2本をどう見ているのか、そして好決算の銘柄を買うタイミングをどう考えているのかを、自分なりのルールとしてまとめます。

良い会社でも、買う場所は大事

投資を始めた頃は、良い決算が出た銘柄を見つけたら、その日のうちに買いたくなっていました。

「数字が良いなら、これから上がるはず」と思っていたからです。

ただ、決算発表直後は値動きが大きくなりやすいです。良い決算でも、すでに期待が織り込まれていれば売られることがあります。逆に、一度上に飛んだあとで、利益確定の売りが出ることもあります。

だから僕は、決算で「持ちたい」と思ったあとに、すぐ全額を入れるのではなく、株価の位置を一度見ます。

良い会社を選ぶことと、良い場所で買うことは別の作業です。

移動平均線は、みんなが見ている目安

移動平均線は、一定期間の株価の平均を線にしたものです。

たとえば50日線なら、直近50営業日の終値の平均。200日線なら、直近200営業日の終値の平均です。

移動平均線だけで株価の未来が分かるわけではありません。でも、多くの投資家が意識している線なので、買いと売りが集まりやすい場所を考えるヒントになります。

僕は細かい線を何本も引くより、まず50日線と200日線の2本を見ています。

50日線:中期の流れを見る線

50日線は、数週間から数か月くらいの値動きを見るときに使っています。

好決算で株価が上がったあと、いったん50日線あたりまで押してきて、そこで止まるかを見ることがあります。

上昇トレンドが続いている銘柄なら、50日線が下から株価を支えるように動くことがあります。ここで反発するなら、短期的な勢いがまだ残っているかもしれません。

200日線:長期の流れを見る線

200日線は、もっと大きな流れを見るための線です。

株価が200日線より上にあり、200日線そのものも上向いているなら、少なくとも長期では買いが優勢な状態と考えやすいです。

逆に、株価が200日線を大きく下回っていて、線も下向きなら、会社が良く見えても、買うタイミングとしては慎重になります。

僕にとって200日線は、「今は無理に急がなくていいか」を考えるための大きな目安です。

僕がまず見る3つの状態

1.株価が50日線・200日線の上にある

一番見やすいのは、株価が50日線と200日線の両方より上にあり、2本とも上向いている状態です。

もちろん、これだけで買いではありません。ただ、決算の内容が良く、株価の流れも上向きなら、候補としては考えやすくなります。

2.好決算後に上がりすぎず、50日線へ近づく

決算後に急騰した銘柄を、勢いだけで追いかけるのは苦手です。

いったん押して、50日線の近くで落ち着く。そのあたりで出来高や値動きを見ながら、少しだけ入ることがあります。

「良い決算だったから買う」のではなく、良い決算で持ちたいと思った会社が、無理のない位置まで戻ってきたら検討するという感覚です。

3.200日線の近くで止まれるか

相場全体が弱いときは、良い会社でも50日線を割ることがあります。

そんなときに次の目安になるのが200日線です。200日線の近くまで下げても、そこで止まり、また上に戻れるなら、長期の流れが完全に崩れたとは言い切れません。

ただし、200日線を明確に下抜けて、その後も戻れないなら、僕は一度様子見にします。

打診買いから入る

良い決算で、株価の位置も悪くない。そんなときでも、最初から予定していた資金を全部入れることはあまりありません。

僕はまず少しだけ買う、いわゆる打診買いから入ることがあります。

買ったあとに想定どおり反発するか、50日線を保てるか、相場全体の雰囲気はどうかを見ます。

もし株価が崩れても、最初の金額が小さければ、冷静に次の判断をしやすくなります。

逆に、決算内容が良くて株価も強いままなら、少しずつ買い増しを考えることがあります。

最初から正解の位置を当てにいくより、間違っていたときに傷を小さくする。そのほうが、自分には続けやすいです。

移動平均線だけでは決めない

ここは大事ですが、50日線と200日線だけで売買を決めるわけではありません。

決算で見た売上やEPS、今後のガイダンス。金利や指数の動き。業界全体の流れ。こういうものも一緒に見ます。

たとえば、会社の見通しが悪化しているのに、株価がたまたま50日線で反発したから買う、というのは自分のやり方ではありません。

順番としては、

  1. 決算で持ちたい会社かを考える
  2. 相場全体と株価の位置を確認する
  3. 50日線・200日線の近くで値動きを見る
  4. 打診買いから考える

こんな流れにしています。

まとめ:良い会社を、焦らず買う

好決算の銘柄を見つけると、すぐ買いたくなることがあります。

でも、決算が良かったかと、買うタイミングが良いかは別です。

僕は、50日線と200日線を見ながら、株価がどの位置にいるかを確認します。そして、いきなり大きく入るのではなく、打診買いから考えます。

完璧な底を当てることはできません。それでも、良い会社を焦らず見て、無理のない位置で入るための目安にはなると思っています。

※本記事は個人の投資経験をまとめたものであり、特定の銘柄や売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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