決算が良ければ、株価は上がる。
投資を始めた頃は、なんとなくそんなイメージを持っていました。
でも実際に株をやっていると、
「決算良かったのに、なんでこんな下がるん?」
ということが普通にあります(笑)
今回書くXMTR(Xometry)も、その一つでした。
XMTRは以前から監視していた銘柄です。
その後、銘柄を調べ直したことをきっかけに、実際に買い始めました。
ただ、最初からガッツリ買ったわけではありません。
むしろチャートだけを見れば、かなり買いにくい状態でした。
好決算。でも株価は約22%下落
2026年2月24日、XMTRが決算を発表しました。
売上は約1億9239万ドルで、前年同期比約30%増。
Marketplace売上も前年同期比33%増。
調整後EBITDAは840万ドルでした。
市場予想と比べても、
売上:1億9239万ドル(市場予想 1億8337万ドル)
調整後EPS:0.16ドル(市場予想 0.12ドル)
と、どちらも市場予想を上回りました。
さらに次の四半期の売上見通しは1億8700万〜1億8900万ドル。
僕はこの決算を「好決算」と判断しました。
ところが、その日の株価は約22%下落。
しかも、僕が普段かなり意識している200日移動平均線を完全に割りました。
出 典:Xometry公式決算資料 / 市場予想:売上高(FactSet) / EPS(FactSet)
200日線を割ったら買わないんじゃないの?
以前の記事で、僕は50日線と200日線を買う場所の目安として使っていると書きました。
僕が50日線と200日線をどう使っているかは、以前の記事に書きました。
ただ、実際の相場では今回のXMTRのように、好決算でも200日線を大きく割ることがあります。
今回は、そのとき僕が実際にどう考えて買ったのかという話です。
じゃあ、
「200日線を割ったXMTRを買うのは矛盾してない?」
と思うかもしれません。
ここが今回、一番書きたかったところです。
僕は50日線や200日線をかなり見ています。
でも、
「200日線を割った=絶対に売る」
「200日線まで来た=絶対に買う」
という使い方はしていません。
僕がまず確認するのは決算です。
決算が崩れているのか。
会社の成長が鈍っているのか。
自分がこの会社を買いたいと思った理由そのものが崩れていないか。
XMTRの場合、少なくとも決算数字を見た限りでは、そこが崩れたとは思いませんでした。
ただし、決算が良かったからといって、
「じゃあ22%下がったところで全力買い!」
とはなりません(笑)
株価が大きく下がった理由を一つに断定することもできなかったし、200日線も割っています。
そこで僕がやったのが、打診買いでした。
40ドル前後から少しずつ買った
決算後、XMTRは40ドル前後まで下がってきました。
そこで少額を、ちょくちょく買いました。
決算には魅力を感じている。
でもチャートは弱い。
だったら、
「買うか、買わないか」
の二択にする必要はないと思いました。
まず少しだけ持って、その後を見る。
僕はそうしました。
50日線を回復。その後の押しでもう一度買った
その後、XMTRは4月16日に50日移動平均線を上抜けました。
4月17日と21日には200日移動平均線を上回る場面もありましたが、ここでは上値を抑えられました。
そして4月29日。
株価が再び50日線付近まで押してきたところで、僕は追加で買いました。
最初に40ドル前後で買った時とは、少し意味が違います。
最初は、
「決算は良い。でもチャートは悪い」
状態での打診買い。
4月29日は、
「一度50日線を回復した後、その50日線付近まで戻ってきた」
ところでの追加です。
もちろん、この時点でその後の上昇が分かっていたわけではありません。
200日線では一度押し返されていたので、まだ安心できる状態でもありませんでした。

XMTR(Xometry)日足チャート
赤:50日移動平均線 黄:200日移動平均線
出典:TradingView
それでも大量には買っていない
ここでもう一つ大事なのが、買った金額です。
僕の中では、主力として大きく持つ銘柄とは分けて、こういう期待値もリスクも高い小型株を「2軍株」と呼んでいます(笑)
大きく成長する可能性はある。
でも、その分リスクも高い。
決算一つで大きく下がることだってあります。
だから、
「これは絶対いける!」
と大量に買ったわけではありません。
期待していることと、大きな金額を入れていいことは別。
僕はそこを分けています。
今は含み益。でも、まだ分からない
結果として、今のところXMTRは含み益になっています。
ただ、これで、
「あの買い方は正解だった」
と言うつもりはありません。
XMTRは小型のグロース株です。
次の決算で成長が鈍れば大きく売られるかもしれないし、自分が最初に考えていた投資理由が崩れれば、僕の判断も変わります。
なので今も、
「XMTRは勝った」
とは思っていません(笑)
まだ途中です。
200日線を割ったら、どうする?
今回のXMTRで僕がやったことを振り返ると、
まず決算を見る。
投資したいと思った理由が崩れていないか確認する。
そのうえで、決算は良くてもチャートが悪ければ、いきなり大きく買わない。
今回のXMTRでは少額で入り、その後の値動きを見ました。
そして状況が変われば、追加するか、やめるかをもう一度考える。
そんな流れでした。
だからこの記事は、
「好決算なら200日線を割っても買えばいい」
という話ではありません。
200日線は大事です。
決算も大事です。
でも、どちらか一つだけで機械的に決めるのではなく、
決算はどうだったのか。
チャートはどうなっているのか。
自分が最初に買おうと思った理由は残っているのか。
そして、その不確実性に対してどれくらいのお金を入れるのか。
僕はそこまで含めて考えるようにしています。
今のところXMTRは含み益。
でも、この投資が本当に成功だったのか。
答えが出るのは、もう少し先になりそうです(笑)



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